原動機(燃料噴射ポンプ)、動力伝達装置(後輪アクスルシャフト)の不具合
日産自動車株式会社
お客さま相談室
TEL 0120-315-232
(リコール)3517
■改善措置の内容
①全車両、当該燃料噴射ポンプを対策品と交換する。
②全車両、ABSセンサ取付け部にシール剤を塗布するとともに、シール部の錆の状況を確認する。その結果、ベアリング内に水が到達した形跡が確認された場合は、当該後輪アクスル一式を新品と交換する。
ニッサン「キャラバン」
いすゞ 「コモ」
(計2車種)
(製作期間の全体の範囲)平成19年8月7日~平成24年6月5日
(計35,427台)
※対象車の詳細については、国土交通省の情報をご覧ください。
■不具合の部位(部品名)
①原動機(燃料噴射ポンプ) ②動力伝達装置(後輪アクスルシャフト)
■基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因
①直噴ターボディーゼルエンジンにおいて、燃料噴射ポンプのシールの製造および形状が不適切なため、シールに亀裂が入ることがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、亀裂が進行して貫通し、最悪の場合、燃料が漏れるおそれがある。
②ABS付き車において、後輪のABSセンサ取付け部の構造が不適切なため、取付け面のシール性が低いものがある。そのため、シール部から浸入した泥水等がベアリング内に到達し、そのままの状態で使用を続けると、ベアリングが潤滑不良となり、最悪の場合、ベアリングが破損し、後輪アクスルシャフトが抜けて走行不能となるおそれがある。