対応方法(リコール)外‐2480
■改善措置の内容
① 全車両、ドアロック装置を点検し、不具合品が組み付けられているものは良品と交換する。
② 全車両、タイヤエアバルブを新品と交換し、正しく組み付ける。
③ 全車両、シートベルトバックルのシリアル番号を確認し、対象のものはシートベルトバックルを良品に交換する。
備考■不具合の部位(部品名)
①乗降口(ドアロック装置)、②走行装置(タイヤエアバルブ)、③座席ベルト(シートベルトバックル)
■基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因
① 前席および後席のドアにおいて、ドアロック装置の組付け作業が不適切なため、ロック機構が固着することがある。そのため、ドアの開閉ができなくなったり、走行時の振動によりドアロックが解除し、最悪の場合、走行中にドアが開くおそれがある。
② 走行装置(ホイール)において、タイヤエアバルブの組付けの作業指示が不適切なため、当該バルブがホイールに正しく組み付けられていないものがある。そのため、タイヤから空気が漏れ、そのままの状態で使用を続けると、タイヤ空気圧が低下し、警告灯が点灯、または、走行時の振動等によりバルブロックボルトが損傷し、急激にタイヤの空気が抜け、最悪の場合、走行不能となるおそれがある。
③ 後部座席のシートベルトにおいて、シートベルトバックルを座席に固定する取付金具の製造が不適切なため、当該取付金具の強度が不足しているものがある。そのため、急ブレーキ時または、衝突時の衝撃で取付金具が破断し、適切に乗員が拘束できず、最悪の場合、乗員が過度の傷害を負うおそれがある。