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商品情報詳細

乗用車(スズキ エブリイ 他) - 修理

変速装置等の不具合

  • 商品名 スズキ 
    エブリイ 他
  • 連絡先 スズキ株式会社
    お客様相談室
    TEL 0120-402-253
  • 対応方法 (リコール)4358
    ■改善措置の内容
    ①全車両、以下の改善を行う。
    (1)
      ①クラッチレリーズベアリング、クラッチレリーズフォーク、クラッチレリーズベアリングクリップを対策品に交換する。
      ②クラッチカバー、クラッチディスクを新品に交換する。
    (2)機械式自動変速機(AGS)を点検し、フロントケース上部に防水カバーが取り付けられていない場合は、防水カバーを取り付ける。
    (3)(1)及び(2)の対策によりクラッチレリーズベアリングの耐久性が向上することから、クラッチカバーがレリーズベアリングより早期に交換時期に達することとなるため、トランスミッション制御コントローラを対策プログラムに書換え、または、AGSアクチュエータを対策品に交換し、クラッチカバーの交換時期を知らせる警告機能を追加する。

    ②全車両、AGSアクチュエータを対策品に交換する。

    ③全車両、セレクトピストンを対策品に交換する。

    ④全車両、クラッチケーブルアンカを点検し、
    (1)クラッチケーブルアンカとレリーズフォークのスリット方向が一致している場合は、AGSアクチュエータを新品に交換、クラッチケーブルアンカを対策品に交換する。
    (2)一致していない場合は、クラッチケーブルアンカを対策品に交換する。

    ⑤全車両、ワイヤハーネスの損傷状況を点検し、損傷が認められない場合は、ワイヤハーネスにプロテクタを追加して正しく配索する。損傷が認められた場合は、ワイヤハーネスを対策品に交換する。

    ⑥全車両、セレクタアッシのコネクタを点検し、
    (1)
      ①被水痕が認められる場合は、セレクタアッシとインパネハーネスを対策品に交換する。
      ②被水痕が認められない場合は、セレクタアッシのコネクタに防水カバーを追加し、インパネハーネスに防水対策を実施する。
    (2)メインハーネスのコネクタに、防水カバーが装着されていない場合は、メインハーネスのコネクタに防水カバーを追加する。
  • 対応開始日 2018年11月02日
  • 対象の特定情報 スズキ 「キャリイ」「エブリイ」
    ニッサン「NV100クリッパー」
    マツダ「スクラム」
    三菱 「ミニキャブ」
    (計5 車種)
    (製作期間の全体の範囲)平成26 年8 月18 日~平成30 年8 月3 日
    (計265,479 台)

    ※対象車の詳細については、国土交通省の情報をご覧ください。
  • 参照情報 国土交通省 参照情報
  • 備考 ■不具合の部位(部品名)
    ①変速装置(クラッチレリーズベアリング)②、③、④ともに変速装置(AGSアクチュエータ)
    ⑤電気装置(ワイヤハーネス)⑥動力伝達装置(セレクタアッシ)

    ■基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因
    ①機械式自動変速機(AGS)のトランスミッションフロントケース(以下、フロントケース)の形状が不適切であり及びクラッチレリーズベアリングの被水条件下での耐久性が不足しているものがある。そのため、フロントケース内に水が浸入すると、当該ベアリング内部のグリスが被水して潤滑性が低下し、クラッチ操作が繰り返し行われると、最悪の場合、当該ベアリングが破損してクラッチ操作が不能となり、変速不能及び走行不能となるおそれがある。

    ②機械式自動変速機(AGS)のギヤ位置を検知するための部品(アンチローテーションピン)の材質が不適切なため、アンチローテーションピンの耐久性が不足しているものがある。そのため、変速が繰り返し行われると、アンチローテーションピンが破損して、警告灯が点灯するとともに、変速不能及び走行不能となるおそれがある。

    ③機械式自動変速機(AGS)の変速を行なうための部品(セレクトピストン)の構造が不適切なため、セレクトピストンの耐久性が不足しているものがある。そのため、変速が繰り返し行われると、セレクトピストンが破損して、警告灯が点灯するとともに、変速不能及び走行不能となるおそれがある。

    ④機械式自動変速機(AGS)のクラッチケーブルアンカの組付指示が不適切なため、当該アンカとレリーズフォークのスリットが一致し、クラッチケーブルのクランプ部に応力が集中するものがある。そのため、変速が繰り返し行われると、クラッチケーブルが破断して、警告灯が点灯するとともに、変速不能及び走行不能となるおそれがある。

    ⑤四輪駆動仕様車の機械式自動変速機(AGS)を制御するコントローラに接続するワイヤハーネスの配索設計が不適切なため、ワイヤハーネスがトランスファケースのリブと接触するものがある。そのため、走行振動等により、ワイヤハーネスが損傷し、最悪の場合、変速不能及び走行不能となり、またはエンジンの始動ができなくなるおそれがある。

    ⑥機械式自動変速機(AGS)のセレクタアッシのコネクタの配置が不適切なため、結露した水滴が当該コネクタに滴下し、端子間が短絡することがある。そのため、警告灯が点灯するとともに、変速不能及び走行不能となるおそれがある。
管理番号:00000021222